ヒノキヤの想い | ヒノキヤグループ公式サイト

ヒノキヤの想い

「ヒノキヤで家を建てて、良かった。」
そう思っていただける
自信と理由があります。

株式会社 ヒノキヤグループ
代表取締役社長 近藤昭

株式会社ヒノキヤグループ代表取締役社長 近藤昭

これから家を建てる皆さまへ、
お話しさせてください。

「どんな家にするか」は大事。
「どう暮らしたいか」はもっと大事。

住宅会社の代表をしていると、このような質問をされることがあります。
「マイホームを建てることになったとき、最も大切なことは何ですか?」
私は決まってこう答えます。
「30年後にどんな暮らしをしたいかを想像することですね。」

それを聞くと、みなさん不思議そうな顔をされます。私が住宅を設計する会社の人間だから、
家の外観や内装デザインなど“目に見える部分”についてアドバイスされると思われたのかもしれません(笑)。

家を建てるとき一番楽しいのは空間のイメージに想いをめぐらすこと。
マイホームを設計する機会は人生でそう何度もありませんから、
「どんな間取りにしようか」「キッチンの設備はどうするか」などワクワクするお気持ち、よくわかります。
でも、私がみなさんにひとつだけ助言できるとしたら、
“どんな家にするか”と同じくらい“どんな暮らしをしたいか”をイメージしてほしい、と申し上げます。
大切なことなのでもう一度言います。
家を建てるときは「30年後の暮らし」を想像してください。

家の中で健康を害する人が増えています。

仮にお客様の年齢がいま30歳としたら、30年後は60歳。
老後を意識する世代になっているはずです。そのころの関心事はきっと「健康」でしょう。
健やかな生活を送れるよう体を気づかい、老後に備えて家のリフォームや改築を考えていらっしゃるかもしれません。

しかし最近、マイホームで健康的な生活を望む方にとって気になる話をよく耳にします。
それは、家の中で「熱中症」や「ヒートショック」の被害が続出しているという事実です。

特にヒートショックは、日本での発生率がきわめて高く、年間発生数は海外の倍以上というデータもあります。
なぜ日本の住宅には温度に関するトラブルが多いのでしょうか。

その大きな原因のひとつは、なんと空調方式。人がいる部屋だけを暖めたり、涼しくしたりする“局所的な空調”にあることがわかってきました。

寒くて蒸し暑い日本の住まい。そのルーツは鎌倉時代にあった!?

今からおよそ700年前、鎌倉時代の教養人である吉田兼好は、随筆「徒然草」の一節で『家のつくりやうは、夏をむねとすべし』と述べています。
冬の寒さはガマンできても、夏の蒸し暑さには耐えられない。
そこで“家をつくるときは夏の過ごしやすさを優先せよ”というわけです。

当時はエアコンなどありませんから、夏の高温多湿を避けるには、風通しをよくするほかありません。
ところがこの通気性が仇となり、冬は寒さをしのぐために障子やふすまで間仕切りをして“人がいる場所だけを暖める”という暮らし方を強いられることになりました。

このスタイルは驚くことに現代まで受け継がれ、
日本の家は“空調が効いた部屋”と“そうでない部屋”がはっきりと分かれるようになったのです。

建築技術の進化に伴い、日本の家は高気密・高断熱になり外気の影響を受けにくくなりました。
しかし、局所的な空調は部屋ごとに極端な温度差を生じさせます。
その結果、ヒートショックが発生しやすい環境ができあがってしまったのです。

全館空調こそ、日本の住宅のスタンダードに。

このような健康被害のリスクは、部屋ごとの温度差をなくし、家全体を一定の温度でキープすることで大幅に減らすことができます。
海外には日本より気候の厳しい国や地域がありますが、住まいをまるごと暖めるセントラルヒーティングが普及しているので、ヒートショックの被害は日本ほど多くはありません。

最近はWHO(世界保健機関)も、寒さによる健康影響から居住者を守るために「室温18℃以上」を強く勧告するようになりました。

はっきり言います。
日本は従来の「採暖」や「採涼」という空調スタイルから脱却するときが来ているのです。

私が代表をつとめるヒノキヤグループは、
日本の住まいの暮らしやすさを世界標準へ引き上げることを目標に、新冷暖システム「Z空調」を積極的に展開しています。

「Z空調」を採用している住宅は年々増えて、現在では20,000戸ほど(2022年5月現在)になりました。
部屋ごとに暖める(冷やす)空調がスタンダードだった日本でも、「全館空調」の価値が理解されてきています。

暑さや寒さにわずらわされず、生活したいと思いませんか。

「Z空調」は健康被害のリスクを減らすだけではありません。最大のメリットは「室温ストレスからの解放」。つまり、家の中で寒さや暑さにわずらわされずに生活できることです。

想像してみてください。

冬は足元が冷えて家事がつらい…。
目覚めたとき布団から出られない…。
夏は帰宅するたびモワッとした暑さに襲われる…。
夜は蒸し暑くて寝付けない…。

あなたもこのような体験をしたことがあるはずです。

これらのストレスがすべてなくなるとしたら、「Z空調」がどれほど生活のクオリティを上げるのかおわかりいただけるでしょう。

お客様の中には『子どもがカゼをひかないように神経質になる必要がなくなった。おかげで毎日穏やかに暮らせるようになった。』とおっしゃる方もいます。
この方は、夜中に子どもが蹴飛ばした布団を直すために何度も起きていたため、寝不足ぎみが続いていたそうです。
夜中も暖かい「Z空調」の家に住み始めてからは、起きる必要がなくなってぐっすり眠れるようになったとか。

室温ストレスからの解放は、生活を劇的に変えてくれるのです。

30年後、健康であるために、いま空調対策を真剣に考えて。

“寒さや暑さにわずらわされない”というのは、部屋の間取りやデザインと違い、その住まいで生活して初めて感じられるメリットです。
それだけに家を建てる前には気づきにくいのですが、30年後の家族の生活を考えれば、最優先に検討していただきたいテーマなのです。

どんな家にも夏や冬は毎年必ずやってきます。つまり、半年ごとに暑さと寒さを堪え忍ぶ生活が繰り返されます。

家は完成してからもリフォームや修繕をすることは可能ですが、内部の構造を造り変えるのは難しいもの。この問題を先送りすることなく、
家を建てる今こそ、長い人生を見据えて「全館空調」を検討することが大切だと思います。

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